窓まわりの工事に伴う一連の記事をまとめてみます。
窓まわりは要望によっては、大幅な工事が必要になったり、必要無かったりするものです。
例えば「結露防止の為、複層ガラスや複合サッシにしたり」「セキュリティーを重視しつつ風通しをよくしたい」などは既存のサッシを活かしつつ交換が出来るものを取り替えたり、後付で設置すれば済む工事もあります。
逆に、アルミサッシを高気密型や樹脂サッシ、サイズ変更などは本体ごと交換になります。またサッシに物を当ててしまい閉まらない。経年劣化によりサッシの際がら雨が染みこみ雨もれが発生なども、サッシの取替工事が発生いたします。
内窓設置
インプラスor内窓

LIXIL製・インプラス
こちらのお宅にインプラスを薦めた理由は音対策であります、趣味で始めた楽器の練習ですが、雨戸を閉めていても音漏れがするとの事でインプラスをお奨めいたしました。趣味の範囲なら、本格的な防音対策では無く、出来るだけコストをかけずに音を漏らさない方法となります。
また内窓やインプラスは結露対策にも威力を発揮いたします。
既存サッシの手前(室内側)にもう一つ樹脂サッシが付く形になりますので、既存サッシと新設サッシの間に空気層ができ、温度差を軽減させる事により、ガラスに付く結露がかなり押さえられます。
雨戸交換
エコアマド

新日軽・エコアマド
ルーバーを閉じた状態

ルーバーを上げた状態
エコアマドはルーバー機能が付いている為、雨戸を閉めた状態でも、ルーバーを上げる事によりサッシを開けて風を通すことができます。
窓を開けた状態でも、かなり防犯対策にもなります(※完全な防犯ではありません)
また夏の暑い日差しを雨戸で遮断し、室内の温度上昇を防ぐ事で、熱帯夜でも構造体から発する輻射熱に悩むことが少なくなるのでは無いでしょうか。
サッシ取替

サッシの取替前

サッシの取替後・外壁塗装前
こちらのサッシは入替えを行いました、
風が強い雨の日に「リビングにポタポタと水が落ちてくる」との事、依頼を受け調査に行きました。
該当ヶ所は1Fリビングの上の2F洋間のサッシでした、サッシ際の少しの亀裂からサッシ内にしみ出す事が原因であります。お客様も「こんなにも水がサッシの中にシミ出すの〜」ってビックリされていました。
調査方法は、水道水をホースで壁にかけていきます。
1Fの壁・サッシ・サッシの際・サッシの上部
2Fの壁・サッシ・サッシの際・サッシの上部へと徐々に場所を変えながら行います。
この時に水圧は掛ける必要はありません、チョロチョロとかけていきます。
この様な作業をゆっくりと行い原因を追求した結果の判断であります。
その他
既存の単板ガラス(1枚ガラス)を複層ガラス(2枚ガラス)に交換したりも出来ます。
この方法も、結露対策や多少の防音効果が期待できます。
また上記以外に後付シャッターなどもあります。
この様に、窓まわりリフォームは選択肢が多い工事でもあります。求めるものが何なのか、明確であれば有るほど対策が行いやすい部分でもあります。