まずは住宅に被害をもたらすシロアリの事を少し学んでみましょう。
現在、全世界には2,800種ほどのシロアリが見つかっているそうで、その中の4%ほどが住宅などに害をもたらすそうです。
日本でもシロアリの種類は22種ほどいて、今現在、日本で住宅に害をなすのは、3種(ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリ)だそうです。
シロアリは触れたものを「かじる」というプログラムで活動しており、動いてはかじり、動いてはかじりを繰り返す事でシロアリにとっての餌場かどうかを判断をしているとの事、シロアリから被害を受けづらいとされるヒノキもヒバ(土台に多く使われる)も被害は受けてしまいます。
とくにヒノキはアメリカカンザイシロアリが最も好む国産材とも言われています。
では種類別に特徴を搔い摘んで表にしてみます。
名称 | ヤマトシロアリ | イエシロアリ | アメリカカンザイシロアリ |
---|---|---|---|
体長 | 4mm〜6mm | 5mm〜7mm | 7mm〜8mm |
コロニー(巣)場所 | 地中 | 地中 | 木の中 |
コロニー(巣)頭数 | 数万頭 | 数百万頭 | 1,000頭程 |
羽蟻の飛行距離 | 100メートル程 | 数百メートル程 | 3メートルから15メートル程 |
水分補給 | 地中から水を運べない | 地中から口に含んで運ぶ | 木の中の水分 |
被害 | 局所的になりやすい | 家全体におよぶ | 屋根裏が多い |
※イエシロアリは国際自然保護連合から世界の侵略的外来生物種ワースト100に指名されています
※シロアリ被害かな?っと思った時は、必ず専門業者を呼んで確認して下さい。
駆除業者を知らないときは、やまうら工務店で手配をいたします。間違いの無い信頼できる業者さんです。
では、実際に住宅に被害をもたらすシロアリの蟻道や被害写真を掲載していきます。
屋根裏まで達していた蟻道
床下から壁の中を通り、屋根裏まで伸びていた蟻道です。
玄関柱の被害
白蟻による被害状況です。玄関の柱を撤去する前の画像ですが、柱の中はスカスカ状態であります。
玄関土間から上がり玄関横の柱を食べつくします。発見が遅い時は屋根の梁まで被害が及ぶケースもあります。
玄関框の被害
この様に被害を受けてしまった所をシロアリ駆除・防除の専門業者と連携を取り合い白蟻の駆除を行います。
その後、実際に被害を受けてしまった所を復旧いたします。
※再度書きますが、蟻道を見つけたりシロアリ被害かな?っと思った時は、必ず専門業者を呼んで確認or駆除を行って下さい。間違っても蟻道を壊したりしないで下さい。シロアリは危険を感じると散って隠れてしまいます。
シロアリを駆除するにはどうすれば良いのか?
では、実際にシロアリを駆除するためには、薬剤散布も施しながらも害虫の習性をうまく利用します。 害虫は身体に付着した異物を舐めてきれいにするグルーミングという習性があり、このグルーミングをうまく活用します。駆除剤をコロニー(巣)まで持ち帰らせコロニーごと、シロアリを一網打尽します。文章で書くのは簡単ですが、実際は専門業者に任せるしか駆除は出来ないと思って下さい。
※シロアリは害だけをもたらす生物みたいに書いてますが、自然界では、枯れた草や木の掃除をしてくれる大切な生物でもあります。
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