【福津市】豪雨漏水リビング修繕工事〈第5回:石膏ボード張り・パテ仕上げ・クロス工事編〉
前回までに床の下地までを整え、今回は壁と天井の石膏ボード張り、パテ仕上げ、クロス工事を行いました。私たち工務店にとって「下地をどれだけ丁寧に仕上げるか」が、お客様に満足していただける空間づくりの要だと考えています。
1. 石膏ボード張り
壁と天井に新しい石膏ボードを張りました。ボードの割付けやビスの位置を丁寧に管理しながら作業を進めています。特に天井の折上げ部分は仕上がりに差が出やすいため、ビスの沈みや継ぎ目のラインを揃えるように心がけました。

リビング全体の石膏ボード貼りが完了した様子

リビング天井の石膏ボード貼りが完了した様子
2. パテ処理(下地仕上げ)
クロスをきれいに仕上げるためには、このパテ処理が欠かせません。ビス頭やボードの継ぎ目に何度もパテを重ね、乾燥と研磨を繰り返します。
少し手間はかかりますが、この工程を怠ると後から凹凸が浮き出てきます。

施工完了したリビングの石膏ボードにパテを開始した様子

施工完了したリビングの石膏ボードにパテを開始した様子の2枚目
3. クロス工事
パテ処理を終え、天井のクロスを張りました。(今回の投稿では天井までをアップします)
明るいホワイト系を選んだことで、部屋全体が以前よりも広く、清潔感のある空間に生まれ変わりますね。
今は天井部分の施工だけですが、お客様に「部屋が新しくなっていくことにワクワクしてしまう」と喜んでいただける仕上がりになりました。

石膏ボードのパテ作業が完了し天井のクロスを貼り終えた様子
今回のポイント
- 下地の精度を高めることで、クロスの仕上がりが格段に向上します。
- パテ処理は「見えない作業」ですが、お客様の快適さを守る大切な工程です。
- 折上げ天井はクロスの仕上げ方で印象が変わるため、特に丁寧な施工を意識しました。
Q&A(石膏ボード・クロス工事について)
Q1. 石膏ボードは耐久性がありますか?
A. はい、一般的な住宅内装材として十分な耐久性があります。湿気の多い場所や防火区画には、それぞれに適したボードもございます。
Q2. パテ処理を省略するとどうなりますか?
A. 省略してしまうとクロス表面に下地の凹凸が浮き出て、美観や耐久性が落ちます。お客様に安心していただくため、私たちは必ず丁寧に行っています。
Q3. クロスはどのくらいで張り替えたほうがいいですか?
A. 使用環境にもよりますが、10年ほどが目安です。汚れや剥がれが気になったタイミングでの張り替えがおすすめです。
Q4. クロス選びのコツはありますか?
A. 部屋の用途や雰囲気に合わせるのが大切です。リビングには明るめのクロス、寝室には落ち着いたトーン、湿気の多い空間には防カビ・撥水タイプを選ぶと良いでしょう。
次回予告
次回はいよいよフローリング施工と美装(完成編)。床仕上げと最終クリーニングを経て、リビングが完成する様子をご紹介します。