【福津市】豪雨漏水リビング修繕工事〈第3回:床の解体編〉
クロス撤去・天井壁のボード解体に続き、今回は床の解体作業。床下の断熱材・大引・束の状態を確認し、湿気や劣化の有無を点検しました。
床解体の目的
今回の現場では、床も雨水の影響を受けている可能性があったため、全面的に解体を行いました。床を剥がすことで、
- 床下地の含水・腐朽状況を確認
- 断熱材の濡れ・カビ・劣化を点検
- 基礎コンクリートや換気の状態を確認
といった調査が可能になります。

「豪雨漏水の影響で床を解体する前の様子」
漏水で床全体が濡れており、フローリングの表面がボロボロに剥離している状態でした。
ここからは床の撤去になるので、フローリングを剥がしやすいように丸鋸で切れ目を入れていきます。
ここまで入れるとフローリングを剥ぐのに1時間もかからないぐらい短縮できるんですね。
床材・根太の撤去
まずは床のフローリングを剥がしてしまいます。

「豪雨漏水の影響で床のフロアーを撤去した様子」
撤去後はグラスウール断熱材が敷き込まれてました。
このグラスウール断熱材は → スタイルフォーム断熱材に交換します。
床下の状況確認
床全体を解体すると、基礎コンクリートと大引・束が確認できる状態になります。

「豪雨漏水の影響で床根太まで解体撤去した様子」
豪雨被害から2週間ほど経過していますので、基礎内の水分はすでに乾燥していました。
てか、最近の夏の暑さが半端ないですよね〜
お茶や強炭酸のペットボトル、1日に何本飲むんや!ってぐらい消費しますよね・・・
ちなみに最近は缶コーヒー、ほとんど飲まなくなりました。
だって、お茶が美味しいのよ・・!
ふむ。
さて
真ん中に残っている二本の大引は状態が良かったので再利用します。
ついでに他の部屋の湿気のたまり具合やシロアリ被害の有無・通気状況も確認しておきます。
いよいよ次回からは復旧工事の流れになります。
今回のポイント
- 床下まで解体することで雨水の影響を正確に把握できる
- 濡れた断熱材は再利用せず交換が必須
- 床下換気や防湿の状態を確認し、今後のカビ・腐朽予防に繋げる
Q&A(床の解体編)
Q1. なぜ床まで解体するの?
A. 今回は豪雨で床フローリングまで湿気っていて張替えが必須。内部のカビや腐朽が残り再発リスクが高まります。また築年数が30年〜40年と経つと狂ってしまう床レベルもこの工事で一緒に調整できます。
Q2. 床下がコンクリートなら安心?
A. コンクリート土間でも湿気はこもります。換気不良があればカビやシロアリのリスクもあるため、必ず点検が必要です。
Q3. 断熱材は再利用できる?
A. 一度濡れたグラスウール系の断熱材は水分が長期で抜けず性能低下・カビ発生の原因になるため、基本的に新しいものへ入替えます。
次回予告
次記事は床根太、断熱材、下地合板の工事になります。乾燥確認後に下地を整え、床断熱材を入れ、床の復旧を進めていきます。