【福津市】豪雨で天井が一部崩落|バルコニーからの漏水によるリビング修繕工事〈クロス撤去編〉
豪雨でバルコニーから雨水が浸入し、直下のリビング天井が抜け落ち。室内が水浸しとなったため、健康面と再発防止を最優先に、まずはクロス全面撤去から着手しました。
被害の状況
現場は福津市。バルコニー直下がリビングのため、豪雨時に侵入した雨水が天井裏にまわり、一部が抜け落ちる被害となりました。室内は床まで濡れており、見た目以上に内部へ水が回っている状態でした。

窓側壁には薄っすらとカビが出てきてます。
まずはクロスを全面撤去
表面のクロスを残したままでは正確な被害範囲が把握できません。そこで天井・壁のクロスをすべて撤去し、下地の含水や損傷、カビの有無を確認できる状態にしました。

次は壁や天井の石膏ボード解体を記事にしますね!
ちなみに、石膏ボードも解体撤去なので、クロスは一気に剥がしてしまいます。
石膏ボードを残す場合はボード表面の紙を破かない様に気をつけながら剥がないといけませんけどね〜。
フローリングも解体撤去予定なので、床養生はしていません。
なぜクロスやボードを剥がすのか?
一度水に濡れたクロスや石膏ボードは、乾いたように見えても内部に湿気が残りやすく、カビが繁殖しやすい状態になります。表面だけ仕上げ直すと、見えないところでカビが広がり、
- 部屋全体にカビが蔓延するリスク
- 異臭・シミの再発
- アレルギーや呼吸器系などの健康被害
を引き起こす可能性があります。
そのため今回の工事では、クロスに加えて天井・壁の石膏ボードも撤去し、下地の状態を確認したうえで新しく張り替える計画です。
施工の流れ(本件計画)
- 原因対策:バルコニー防水の補修・改修(別記事で掲載)
- 室内一次対応:クロス全面撤去(本記事)
- 解体:雨漏れで湿った天井・壁の石膏ボード解体、断熱材の撤去
- 解体:雨漏れでかなり水分を含んでしまった床フローリングの解体撤去
- 復旧:下地補修・断熱調整・ボード新設・床の調整
- 仕上:パテ・クロス張替え、器具復旧、清掃
今回のポイント
- 漏水原因は屋根・外壁だけでなくバルコニーも要注意。
- 濡れた建材を残すとカビの温床に。表面補修のみは再発リスク。
- 下地まで確認し、必要部位は入替え+防カビ処理で再発と健康被害を防止。
Q&A
Q1. なぜクロスやボードまで剥がす必要があるの?
A. 一度濡れた建材は内部に湿気をため込み、カビが非常に繁殖しやすいためです。表面だけを直すと見えない内部でカビが広がり、部屋全体がカビだらけになるリスクが高まります。
Q2. バルコニーからの漏水はよくあるの?
A. 珍しくはありません。バルコニーは雨水が集中する場所のため、防水劣化や排水不良で下の部屋へ浸水するケースは多いです。
Q3. 修繕工事はどれくらいかかる?
A. リビング全体で2〜3週間ほどかかるケースが多いです。被害範囲や復旧内容によって変動します。
Q4. カビが広がっていたらどうなるの?
A. 下地や断熱材まで取り替える必要な場合があります。放置すると健康被害のリスクもあるため、早めの対応が大切です。
次回予告
次記事では天井・壁ボードの解体の様子を詳しくご紹介します。バルコニー防水工事は別記事で公開予定です。